コラム・虎風草「居酒屋の会話」
2007年 04月 22日
4/21 ●2-5G(甲子園)
「負けたなあ…」
「なかなか勢いがつかないですねえ…」
「今日は狩野だけやったなあ」
「昨日のヒーローが即スタメンってのは、いい起用でしたね。しかも結果が出た」
「初ホームランに初猛打賞。ようやく矢野の後継者候補が出てきた感じやな」
「まだまだこれからなんでしょうけど、希望の光が見えてきたというか、雰囲気は感じますね」
「2点目も、打ったのはセキやけど、タイムリーになったのは狩野の走塁のおかげやで」
「タイミング、微妙でしたけど、うまくタッチを交わしましたねえ」
「あれ、ほんまはアウトやで。ベースタッチしてへんもん」
「え? そうでした?」
「うん。それが証拠に、タッチを交わした後、もう1回、ホームベースに行こうとしてたやろ?」
「ああ、そう言えば」
「一瞬やったけどな。あれはベースを触った自覚がなかったからや。
けど、審判がセーフ言うたから、行くのんやめたんや」
「なるほどねえ」
「狩野って、一生懸命やっとるやろ? その勢いがセーフにさせたんやな」
「そうですねえ。ハツラツとしてますもんねえ」
「ほかの選手も、もっと元気出してやってほしいなあ。別に手ぇ抜いてるわけやないと思うけど」
「能見も頑張ってましたよ?」
「まあ、6回3失点やから責められんけど、8番バッターに3ランは不用意やろ?」
「まあねえ…。最近、能見に限らず、相手ピッチャーとか下位打線に打たれることが多いですねえ」
「せやねん。中軸は結構抑えとるのに、勿体ないわなあ」
「あと、無駄なフォアボールが多い」
「難しいコースを狙い過ぎなんちゃうか?」
「そうかと思えば、初球にスーッと甘い球投げて打たれたり…」
「バランスが悪いわなあ」
「バランスといえば、最近、選手起用というか、出す順番とかが不思議なんですけど」
「今日で言うたら、相木やろ?」
「そう。久保田の次に何で相木なんですか?」
「分からん。1点負けてて久保田いうのんは、まあええわな」
「7、8、9回、きちっと抑えて勝ちに行くぞっていう宣言みたいなもんですよね?」
「そうそう。1点差に追い上げたとこやし。けど、それやったら、Kの次は当然JFとちゃうん?」
「勝ちに行く継投ですよね。でないと、久保田を出した意味がなくなる」
「負けてる場面ではJFは出せない言うんやったら、久保田を出した意味が分からんし」
「結果的に相木が抑えたとしても、筋が通らないですよね」
「左ピッチャーが出てきたら、すぐにリンちゃんを引っ込めるのもおかしいよなあ」
「あれはガッカリですわ。今日なんて、まだ6回で、先頭打者で代打ハマちゃんですよ?」
「あそこでハマちゃんを出してもなあ。チャンスで出すんならともかく、代打の無駄遣いやろ」
「近い将来、リンはクリーンアップに座らなあかん選手でしょ? 相手が左でも打たさないと」
「左に弱いからいうて引っ込めとったら、いつまでたっても弱いままやっちゅーねん」
「というより、思い込みなんじゃないですかね? 左に弱いという…」
「岡田はんは5、6番が重要っていつも言ってて、それは同感なんやけど…」
「…言うてる割には、不調のハマちゃんを使い続けてますし」
「去年はひーやんが不調で、代わって出たハマちゃんが絶好調で、4月のMVPやった」
「そういう意味では、今年はリンちゃんをもっと使ってほしいですよね」
「左を打てんかもしれんけど、楽しみがあるわな。
とにかく、決め付けてる感じがするなあ、打順なんかでも」
「ああ、例の1番・トリですか?」
「トリかって、リンちゃんと同じで、ほんまはクリーンアップ候補やないんか?」
「どうなんでしょう? そうであってほしいですけど」
「せやのに、なんで1番なんや? そら足は速いけど、盗塁するわけやないし、適性としてどうなん?」
「確かに、下位でチャンス作った時は、1番・赤星よりは期待できますけどね」
「それはつまり、ポイントゲッターってことやろ?」
「あっ、そうか」
「とにかく、トリにしてもリンにしても、どういう選手にしたいのかが見えない」
「長打があって、打点を稼げるタイプという意味では、やっぱりクリーンアップですよね」
「そう思う。何か、深い意味があるのかもしれんけど、今んとこ見えてけえへん」
「となると、1番はやっぱり赤星?」
「今のメンツやったら、ほかにおらんからな。で、2番にセキ。相手はこっちの方がイヤやと思うで」
「それにしても、赤星は大丈夫なんですかね? 首のヘルニアなんでしょ?」
「ヘルニアは痛いぞぉ。オレは腰やけど、ほんまに激痛や。
歩かれへん、ちゅーか立たれへんようになる」
「左半身にしびれがあるって聞きましたけど」
「日常生活にも支障が出てるらしいな。そんな状態で、よく野球やってるよなあ」
「結果は出してますけど、心配ですよね」
「オレ、思うんやけど、彼は引退覚悟でやってるんとちゃうやろか?」
「えっ? マジですか?」
「いやいや、勝手な想像やけど、潰れてもええから優勝のために…みたいな感じがするんや」
「はあ…、それはツライなあ」
「まあ、金本にしろ矢野にしろ、みんな何か抱えて頑張ってるんやけどな」
「ところで、何飲みます?」
「せやな…、とりあえずビール!」
「まだ何も注文してへんかったんかいっ! ちゅーか、これがオチいうのは甘いですよ?」
「う~ん、イマイチまとまらんかったなあ。まあ、居酒屋の会話なんて、そんなもんやけどな」
「負けたなあ…」
「なかなか勢いがつかないですねえ…」
「今日は狩野だけやったなあ」
「昨日のヒーローが即スタメンってのは、いい起用でしたね。しかも結果が出た」
「初ホームランに初猛打賞。ようやく矢野の後継者候補が出てきた感じやな」
「まだまだこれからなんでしょうけど、希望の光が見えてきたというか、雰囲気は感じますね」
「2点目も、打ったのはセキやけど、タイムリーになったのは狩野の走塁のおかげやで」
「タイミング、微妙でしたけど、うまくタッチを交わしましたねえ」
「あれ、ほんまはアウトやで。ベースタッチしてへんもん」
「え? そうでした?」
「うん。それが証拠に、タッチを交わした後、もう1回、ホームベースに行こうとしてたやろ?」
「ああ、そう言えば」
「一瞬やったけどな。あれはベースを触った自覚がなかったからや。
けど、審判がセーフ言うたから、行くのんやめたんや」
「なるほどねえ」
「狩野って、一生懸命やっとるやろ? その勢いがセーフにさせたんやな」
「そうですねえ。ハツラツとしてますもんねえ」
「ほかの選手も、もっと元気出してやってほしいなあ。別に手ぇ抜いてるわけやないと思うけど」
「能見も頑張ってましたよ?」
「まあ、6回3失点やから責められんけど、8番バッターに3ランは不用意やろ?」
「まあねえ…。最近、能見に限らず、相手ピッチャーとか下位打線に打たれることが多いですねえ」
「せやねん。中軸は結構抑えとるのに、勿体ないわなあ」
「あと、無駄なフォアボールが多い」
「難しいコースを狙い過ぎなんちゃうか?」
「そうかと思えば、初球にスーッと甘い球投げて打たれたり…」
「バランスが悪いわなあ」
「バランスといえば、最近、選手起用というか、出す順番とかが不思議なんですけど」
「今日で言うたら、相木やろ?」
「そう。久保田の次に何で相木なんですか?」
「分からん。1点負けてて久保田いうのんは、まあええわな」
「7、8、9回、きちっと抑えて勝ちに行くぞっていう宣言みたいなもんですよね?」
「そうそう。1点差に追い上げたとこやし。けど、それやったら、Kの次は当然JFとちゃうん?」
「勝ちに行く継投ですよね。でないと、久保田を出した意味がなくなる」
「負けてる場面ではJFは出せない言うんやったら、久保田を出した意味が分からんし」
「結果的に相木が抑えたとしても、筋が通らないですよね」
「左ピッチャーが出てきたら、すぐにリンちゃんを引っ込めるのもおかしいよなあ」
「あれはガッカリですわ。今日なんて、まだ6回で、先頭打者で代打ハマちゃんですよ?」
「あそこでハマちゃんを出してもなあ。チャンスで出すんならともかく、代打の無駄遣いやろ」
「近い将来、リンはクリーンアップに座らなあかん選手でしょ? 相手が左でも打たさないと」
「左に弱いからいうて引っ込めとったら、いつまでたっても弱いままやっちゅーねん」
「というより、思い込みなんじゃないですかね? 左に弱いという…」
「岡田はんは5、6番が重要っていつも言ってて、それは同感なんやけど…」
「…言うてる割には、不調のハマちゃんを使い続けてますし」
「去年はひーやんが不調で、代わって出たハマちゃんが絶好調で、4月のMVPやった」
「そういう意味では、今年はリンちゃんをもっと使ってほしいですよね」
「左を打てんかもしれんけど、楽しみがあるわな。
とにかく、決め付けてる感じがするなあ、打順なんかでも」
「ああ、例の1番・トリですか?」
「トリかって、リンちゃんと同じで、ほんまはクリーンアップ候補やないんか?」
「どうなんでしょう? そうであってほしいですけど」
「せやのに、なんで1番なんや? そら足は速いけど、盗塁するわけやないし、適性としてどうなん?」
「確かに、下位でチャンス作った時は、1番・赤星よりは期待できますけどね」
「それはつまり、ポイントゲッターってことやろ?」
「あっ、そうか」
「とにかく、トリにしてもリンにしても、どういう選手にしたいのかが見えない」
「長打があって、打点を稼げるタイプという意味では、やっぱりクリーンアップですよね」
「そう思う。何か、深い意味があるのかもしれんけど、今んとこ見えてけえへん」
「となると、1番はやっぱり赤星?」
「今のメンツやったら、ほかにおらんからな。で、2番にセキ。相手はこっちの方がイヤやと思うで」
「それにしても、赤星は大丈夫なんですかね? 首のヘルニアなんでしょ?」
「ヘルニアは痛いぞぉ。オレは腰やけど、ほんまに激痛や。
歩かれへん、ちゅーか立たれへんようになる」
「左半身にしびれがあるって聞きましたけど」
「日常生活にも支障が出てるらしいな。そんな状態で、よく野球やってるよなあ」
「結果は出してますけど、心配ですよね」
「オレ、思うんやけど、彼は引退覚悟でやってるんとちゃうやろか?」
「えっ? マジですか?」
「いやいや、勝手な想像やけど、潰れてもええから優勝のために…みたいな感じがするんや」
「はあ…、それはツライなあ」
「まあ、金本にしろ矢野にしろ、みんな何か抱えて頑張ってるんやけどな」
「ところで、何飲みます?」
「せやな…、とりあえずビール!」
「まだ何も注文してへんかったんかいっ! ちゅーか、これがオチいうのは甘いですよ?」
「う~ん、イマイチまとまらんかったなあ。まあ、居酒屋の会話なんて、そんなもんやけどな」
by hibinag
| 2007-04-22 15:39
| 04-1.野球