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慌てなくていい。急がなくていい。前を向いて、少しずつ。地に足つけて、一歩ずつ。


by hibinag
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よ~く考えよぉ~

♪お金は大事だよぉ~<違

昨夜は帰宅が遅かったこともあり、2時半まで話し合った。
諸条件を考慮し、一応「B」という結論を出した。
はずだった。

が、今朝、妻はまだ悩んでいた。
とはいえ、Aに未練があるのではない。
「繰り上がり当選に縁を感じた」と主張したのは、むしろ私のほうだった。
縁については、補欠になった時点で「ない」というのが妻の考え方だった。
これは感覚の問題だから、話し合って決まることではない。
議論は、「どっちを選ぶほうが我々にとって好都合なのか」という方向へ行った。
サンの性格、小学校に上がる時の状況、園の体制や考え方、学費、保育時間…
いくつもの項目に分けて、一つ一つ「採点」した結果、
Bのほうがよかろうということになった。
少なくとも私は、そう思って床に就いた。

しかし、妻の迷いは消えていなかった。
悩みの種はただ一点。
Aは小人数だけに、何かと親が園の活動に関わることが前提になっている。
例えば、毎月の園児の「誕生会」には、
お母さんたちが集まってケーキを焼く、というようなことだ。
様々な行事があるらしく、相当な親の働きが期待される。

一方、Bは規模が大きく、保育士の数も多い分、
親がそこまで濃密に関わる必要はない。
それを妻は「Bに行かせることで、
自分が楽をしようとしているのではないか」と考えてしまったのだ。

そのことは、昨夜すでに話題に上っており、私は「考え過ぎだ」と否定した。
だが、妻はその思いを拭い切れなかったようだ。

「どうせ何時間か後には結論出さなあかんねんから、とことん悩みぃ」

「悩むな」と言っても無理だと思い、私は妻にそう告げて出勤した。
当然、どういう結論が出ても受け入れるつもりで。

昼過ぎ、電話がかかってきた。
ぎりぎりまで迷って出した結論は、「B」だった。
後で聞いたところでは、妻の親も私の親も実はそう思っていたらしい。
「男の子やから大きい所でもまれたほうがいい」というのが、その主たる理由だった。
私もそう思っていた。
期せずして意見が一致した。
これこそが「縁」なのかもしれぬ。

悩みに悩んだ日々。
しかしそれは、私も妻も承知していたが、実は贅沢な悩みだ。
きっと、親としていい経験をできたのだろうと思う。
そして得た結論は、きっと正しいはずだ。
そう思わなければ。
by hibinag | 2003-10-16 21:19 | 01.日常雑記