慌てなくていい。急がなくていい。前を向いて、少しずつ。地に足つけて、一歩ずつ。


by hibinag
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別れの時

「これは…アカンな」

ポツポツと降り出した小雨の中、私はついに諦観した。



特に用事はなかったのだが、またしても長い間放置してしまっていたので、
私は久しぶりに我が愛車「アプリオくん2号」(仮名・原付)のエンジンを動かした。

昨年秋、バッテリーやキャブレターなどを交換して再生させ、
「これからはできるだけ動かしてやろう」という誓いもどこへやら、
このところ、出無精ぶりにますます拍車がかかり、また数カ月放ったらかしていた。

春先ぐらいまでは、それでもそこそこ跨がっていたのだが、
実はまだ寒い時期から、彼は本調子ではなかった。
以前のようにエンジンをかけるのに苦労することはなかったが、
その後、回転数がなかなか思うように上がらず、すぐには走り出せない状態が続いた。

なかなか症状がよくならないので、昨秋修理してもらったバイク屋に持ち込んだのだが、
医者に行った途端に熱が下がった子供のように、その場では原因を究明できず、
「まあ、よく暖気してから走ってください」と軽くあしらわれてしまった。

そのことは頭に入っていたので、しばらく時間を費やすつもりで、
私は駐輪場でエンジンが暖まるのを待っていた。
が、いつもなら回転が上がってエンジン音が高くなってくるのに、
今日はその瞬間が一向に訪れない。
途中で焦れてアクセルを回してみたら、回転が上がるどころか、
「プスン…」という透かしっ屁みたいな音を吐いて、止まってしまった。

その後、何度も挑戦してみたものの、結果は同じ。
エンジンはかかるのに走れないという状態から脱することができない。
おそらく小一時間は粘ったが、どうしてもダメだった。

「アプリオくん2号」(仮名)の責任保険は来春、期限を迎える。
わずか1000円とはいえ、動いてくれないのなら、軽自動車税だって勿体ない。

それでも乗る機会が多い、あるいは今後増える見込みがあるなら、
修理でも何でもして動くようにするのだけれど、
ここ数年の行動パターンを考えても、その可能性は極めて低い。

てなわけで、「処分」「廃車」という単語が頭に浮かんだのが冒頭の場面。
近いうちに再挑戦する意欲はまだあるものの、
悪天候と排気ガスで曇ってしまった空気は、そのまま私の心象風景だったり。
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by hibinag | 2005-08-28 18:42 | 01.日常雑記