慌てなくていい。急がなくていい。前を向いて、少しずつ。地に足つけて、一歩ずつ。


by hibinag
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

キズキッズ

昨夜、帰宅した時、出迎えてくれた妻が言った。

「ちょっと、サンの顔、見てやって」

家の中に入っていくと、サンはベッドに突っ伏している。
妻に「お父さんに『お帰りなさい』は?」と促されても、
枕に顔を埋めたまま「お帰りなさい」と力のない声。

いったいどうした? 何があった?

妻に散々言われて、漸くサンは顔を上げた。
その顔には…結構派手な擦り傷があった。
おでこと鼻筋、左頬、鼻と唇の間にも少し。
どないしたん?

聞くと、公園のブランコに乗っていて落ちたらしい。
問題なのはその乗り方で、台座に腹ばいになっていたというのだ。
で、スピードが出てきたところで顔から地面に突っ込んだ模様。
そりゃあ、ケガもするわ。

まあ、目を切ったとか、前歯を折ったとか、頭をぶつけたとか、
大した負傷でなかったから良かったものの、
本人には、遊具は正しく使うよう注意しておいた。

ただ、特に男の子というのは、しょーもないことをして周囲をドキッとさせるものだ。
それは、元男の子である自分にも記憶がある。
妻も「男の子の親って、こういうスリルを味わわなあかんねやろなあ」と言っていた。

彼女がそのことを知ったのは、サンの友達からの電話。
母親が仕事をしている関係で、もう携帯電話を持っている子がいて、
その子が電話してきてくれたらしいのだが、いわく「サンくん、顔が血だらけやで」。

そんなふうに聞かされたら、つい慌ててしまいそうなところだが、
妻は自分を落ち着かせ、その子に聞いた。

「それで、サンは生きてる?」

友達の「当たり前やん!」という笑いながらの答えに、妻は胸を撫で下ろし、
その場を動かないようにと伝言を頼み、公園に向かったらしい。

で、現場に到着すると、息子はほかの友達とキャーキャー言いながら遊んでいた。
顔中、血だらけのままで(苦笑)。
(周囲の友達によれば、一応、顔は洗ったらしいが)

おそらく今日、サンは学校で、先生やクラスメートから注目を集めることだろう。
子供の皮膚再生は速いから、治るまでそう時間はかからないだろうが、
しばらく我が子は「傷だらけの天使」である。
いや、そんなええもんでもないか。
[PR]
by hibinag | 2007-11-20 09:38 | 01.日常雑記