大阪グラフィック「なんばー」(前)昔ホークス、今パークス
2007年 09月 16日
昨日の昼間、出かけていた先はミナミ。
大阪市民だった頃は、よく行く場所の一つだったが、
住処が神戸に移ってからは、あまり足を運ぶことのない、遠い街になってしまった。
この10年ほどの間に行ったのは数えるほどだと思う。
冒頭の写真はなんばパークス9階の屋上庭園で撮ったものだが、
ここができてから来たのは、おそらく2度目だ。
前に来たのは去年の春頃で、仕事の合間に一人で来た。
かつてこの場所にあった大阪球場をフランチャイズにしていた南海ホークスの
メモリアルギャラリーを見学したのだが、今回、それは別の場所に移動していた。
庭園のあちこちには、この地に縁のある人の手形のモニュメントがある。
大相撲の大阪場所が開かれる地だけに、力士の手形が多い中、
漫画家・水島新司氏のものを見つけた。
添えられているのは、もちろん「あぶさん」影浦だ。
前回、見つけることのできなかったホームベースのモニュメントも発見。
2階部分に当たる屋外通路で、人通りの多い場所だった。
まさにこの場所に、大阪球場のホームプレートがあったのだ。
ちなみに、ピッチャーマウンドのプレートのモニュメントもあり、
その場所からホームベース・モニュメントの後ろに座らせたサンを撮影。
私が生まれた頃、そこは野村克也・現楽天監督の定位置だった。
8階の円形劇場では、たまたま大道芸が行われていた。
この観客席も、大阪球場の外野スタンドを模して作られたものらしい。
狭い土地に建つ都心の球場のスタンドは、傾斜がえらく急だったのを思い出す。
この芸人さんはカナダ人だそうで、日本語が達者で面白かった。ちなみに、この写真の彼の下にある円形の筒は固定されていない。風の強い屋上で、不安定な場所でナイフをジャグリングするという妙技。しかも、彼の背後の柵の向こうは吹き抜けで、地上1階まで床がない。本当かどうか分からないが、彼は先週、台風の影響で風に煽られ、台の上から落ちたと言っていた。
ついでにもう一つ。
彼が芸を披露していた場所にも、ホームベースがあった。
ここは小さな球場、劇空間なのだ。
ちょっと長くなったので、後編に続く。
by hibinag
| 2007-09-16 22:48
| 09.紀行・リポート