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慌てなくていい。急がなくていい。前を向いて、少しずつ。地に足つけて、一歩ずつ。


by hibinag
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虎風草「見応え満点」

9/2 ○3x-2S(甲子園)


5回裏。
それまで低目の変化球でカウントを有利にしていたS川島の、
その変化球のコントロールが微妙に狂い始めた。
また、阪神の各打者が、その変化球を見極め始めた。

ボールが先行し始め、葛城にフォアボール、セキがヒット。
ひーやんの鋭い打球は惜しくもライトフライに終わったが、
明らかに勝負の潮目が変わり始めた。

続く6回裏。
ストレートの割合が増え出し、
赤星がヒットを打った後は、ストレート中心のピッチングに変わった。
ここで、今日の勝利の確率がかなり上がったと感じた。

この回は葛城のタイムリーによる1点で終わったが、
この「1点を取ったという事実」が、後の展開を大きく左右したと思う。
まだ1点ビハインドだったが、「勝てるぞ」と感じた。

ヤクルトは2番手以降の投手力が格段に落ちる。
投手陣が相手の攻撃をしっかり食い止めるという条件付きではあるが、
川島が投げ続けるにせよ、リリーフ陣が登板してくるにせよ、
そのうち捉えられるだろうという雰囲気を、ものすごく感じた。

そういう意味で、今日の勝ちはまさに「一丸の勝利」だったと思う。
ベンチはおそらく川島の低目に注意を促したであろうし、
打撃陣はそれをきっちり実践してヤクルトバッテリーを追い詰め、
投手陣は我慢に我慢を重ねてピンチを断ち続け、
そして幸運をも味方につけてモノにした白星だったと思えてならない。

8回、同点打を放った葛城をテレビで見ながら、
この男をお立ち台に立たせてやってほしいと願った。
9回、それを桜井が実現した。
おそらく照れながら両の腕を突き出したポーズが、やけに決まっていた。

3回表、金本の1塁へのレーザービームはカッコよかった。
誰も触れないが、葛城もあの送球をよく捕った。
5回表の矢野の1塁けん制も見事だった。
6回表、渡辺の暴投のボールが跳ね返り、本塁封殺。ツイていた。
9回表、送りバントを失敗させた球児のサードへの送球も巧かった。
見応え満点のサヨナラゲームだった。


【今日の比較】
試合終了直後の夫婦の会話。

私「いやあ、今日はええ試合やったなあ」

妻「昨日より?」

私「しまったゲームっちゅう意味では、今日の方が上やろな」

妻「じゃあ、今日の方が(球場に)観に行きたかった?」

私「いやあ、こんなん現場で観てたら、オレもたへんわ」←小心者
by hibinag | 2007-09-03 00:29 | 04-1.野球