慌てなくていい。急がなくていい。前を向いて、少しずつ。地に足つけて、一歩ずつ。


by hibinag
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ディケイド

阪神・淡路大震災から間もなく丸10年。
このところ、特集番組が目白押しだ。
今日は、実話を題材にしたオムニバスドラマを見た。

泣いた。
むちゃくちゃ泣いた。
最近、加齢のせいか、涙腺がかなり弱くなっていることは自覚しているが、
ドラマでこんなに泣くか、というぐらい泣いた。

自宅が倒壊し、自らは何とか生きながらえたものの、
幼い2人の子供を亡くした夫婦の話は、特に胸に迫った。
震災前夜、翌日に食べるためのカレーを母と妹と一緒につくった
小学1年生の男の子が書いた日記を瓦礫の中から拾い出し、読む父親。
「あしたたべるのがたのしみです」の一節に、私の顔は歪んだ。

それはもう、まさに号泣だった。
自分でも信じられないが、声が出そうになるほどしゃくり上げた。
はらはらと静かに涙する、というレベルでは収まらなかった。
劇中の父親の悲しみと無念が、痛みを伴うほどに私の内側から噴き出してきた。

あー、ダメだ。
今、こうして書いていても、鼻がツーンとしてくる。

私は、揺れこそ経験したものの、いわゆる被災者ではない。
けれど、当時から馴染み深く、今はねぐらにすらしている街で起こった物語。
思い入れが弱かろうはずがない。

4つのドラマは、
家族や周囲に支えられて懸命に生き抜いた被災者の10年を描いていた。
しかし、言うまでもないが、10年という歳月は長い。
揺れ続けた10年。
歴史のこちら側に、人々は何かを背負って生き続けている。
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by hibinag | 2005-01-14 23:54 | 06.映画・ドラマ・アニメ