慌てなくていい。急がなくていい。前を向いて、少しずつ。地に足つけて、一歩ずつ。


by hibinag
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

機械的な思考

喫煙は「ニコチン依存症」という病気。日本循環器学会などの専門家が、
喫煙を病気ととらえて禁煙治療を行う手引書を作成しました。
吸えないとイライラするなど、喫煙習慣は、確かに病気かもしれません。


(中略)

職場での喫煙は、労働力の損失です。例えば喫煙室で1日10本を吸うとします。
1本に5分間とすると、1日に50分、1カ月(実働22日)に約18.3時間。
年間では、約1カ月分に当たる労働時間を喫煙室で過ごすことになります。



某マスメディア系メルマガの巻頭言。
前半の真偽や是非は横に置くとして、後半の物言いがどうにも気に入らない。

この筆者は人間を労働のための機械だとでも思っているのだろうか。
でなければ、こういう数字を列挙し、「だから時間の無駄遣い」などと
結論づけるのは現実を見ない暴論、いや妄論だとすぐに気づくはずだ。

いや、人間だけでなく、機械でさえも、「休憩」は必要だ。
それを無駄呼ばわりできるからには、よほど強靭な体力と精神力の持ち主
なのだろうが、仮にそうだとしても「損失」とは何事か。

例えばデスクワーク主体の人がいるとする。
で、その人が机を離れることは「労働力の損失」だと筆者は言い切る。

てことは何か? トイレに行くのも「損失」か?
メシを食うのも? お茶を飲むのも? 気分転換に深呼吸するのも?
つーことは、つまる話、「寝るな」ってことか?


馬鹿者。


筆者は非喫煙者、というより嫌煙者なのだろう。
それは主義だから構わないが、いやしくもマスコミに籍を置き、
自社メディアの名を借りて情報を発信するのなら、
こういう偏った事象のとらえ方は厳に戒めてもらいたい。

だいたい、喫煙室をナメちゃあいかん。
そこで重要な話を聞いたり、ヒントをつかんだりすることだってあり得る。
まあ、嫌煙者ならそこまで知恵が回らないのかもしれないけど、
非喫煙者の私ですら、その程度の想像力はあるよ。
[PR]
by hibinag | 2005-03-30 16:53 | 03.主張