慌てなくていい。急がなくていい。前を向いて、少しずつ。地に足つけて、一歩ずつ。


by hibinag
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絵に描いたような「絵に描いた餅」

一昨日のニュースより。共同通信の記事より引用。

男性社員が育児休業を取った企業に奨励金を支払う国の助成制度の利用が、
2003年度の導入以来、2年間で1社もなかったことが21日、分かった。

この制度は少子化対策の柱の一つとして始まったが、同年度の男性の育休取得率は0.44%と、男性の取得がまったく進んでいない実態を反映、04年度で廃止された。


(中略)

廃止された育児休業取得促進奨励金制度は、男性社員、女性社員それぞれ1人以上が育休を取得することなどを条件に、申請によって、1企業1回に限り70万円が支給される。

申請した企業はあったものの、男性の育児休業の実績がなかったため、認められなかった。


行政機関の的外れな施策が枚挙にいとまがないのは言わずもがなだが、
中でも少子化対策は本当にヒドイといつも思う。
これもその一つ。
有休取得もままならないような職場が多い(と思われる)この国で、
こんなものが有効に機能すると本気で思っていたのだろうか。

長年、勤労こそ美徳とされてきたこの国では、
こと企業社会においては、その精神がいまだに根強く残っていると思われる。
そういう文化を持つこの社会で、いくら上(企業)が申請したところで、
下(現場)で休むことが普通に許される雰囲気は、なかなか醸成されない。
まして、奨励などされるはずもない。と思うのだ。

要するに、そうした職場において、まずやらなければならないのは、
育休が「文化」として受け入れられるようなムードを醸成することなのだ。
土地を耕してもいないのに、種を撒いたって果実は実らない。

いつものパターンで申し訳ないが、制度は作ればいいというものではない。
机上で立てたニーズのない策など、邪魔になるだけだ。
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by hibinag | 2005-04-23 12:39 | 03.主張